8月11日OHK「なんしょん?」で紹介されました。

OHKの著作権上、動画は流せません。
そこで、文章で(文責・横山惠一)この再現に迫ります。

谷あいを流れる清流が朝霧を運ぶ、お茶栽培に適した自然環境の中でお表茶作りをしています。
ここでは室町から続くといわれる伝統的な番茶作りを守るグループがあります。
代表の横山さんを中心に活動するKTBのプロジェクトです。

k=海田、T=天日干し、B=番茶、の略でおよそ13人のボランティアが集まって活動しており平均年齢は63才です。

夏の一番暑い時期に作られるため、作業は早朝6時から行われます。まずは茶葉の刈取り。海田の美しい茶畑の一角に、KTBが預かる茶園があります。昔は人力でしたが、今は専用機で刈り取っていきます。

葉を刈り取ると、分別。雑草と茶葉に分けます。管理が行き届き台揃えと言われる前作業が行われていれば雑草は少ないのですが、KTBはボランティアでその手間がなく、自然に近いかたちで雑草も育っているとも言えます。

次に鉄釜で煮ていきます。鉄釜に溢れんばかりの茶葉を詰め込み、約40分煮詰めます。
煮詰められた茶葉をムシロに広げ乾かしていきます。煮ることで軸と葉が分離されるので、ここでも丁寧に分別していきます。
正午が近づくにつれ、日差しが強くなっていきます。広げられた茶葉はカラカラになるまで乾かします。
ここまでは一般的な番茶づくりとそう変わりません。この後の工程が「海田天日干し番茶」の一番の特徴です。
乾いた茶葉に煮汁をかけます。3回ほど繰り返します。だから天候にもよりますが3日ほどかかるのです。茶葉のエキスが詰まった煮汁をかけてまた乾かす。つまりコーティングしているわけです。この手間こそが海田に古くから伝わる伝統製法なんです。炎天下の下で行われる過酷なこの番茶づくり、機械化が進みお茶づくりも変化する中で、伝統製法で作る人々も減っています。
小さい頃から、これが家庭のお茶でした。番茶が家庭のお茶。まろやかな味です。今は後継者がおらず、番茶づくり体験会を通じて全国から参加者を募集しているわけです。

ここで本番では岡山理代のH教授が登場「煮汁を打つ」「天日で干す」の2点で茶葉が弱酸性になりカテキン類が増えている旨紹介(詳細省略)
KTBの活動は伝統製法を守るだけでなく、茶畑の景観保護(=景観の回復)にも取り組んでいます。
少し前まではきれいな茶園だったが、管理しないとすぐ荒れます。荒れた茶園も手入れすればこのように景観保護の活動をするようになって新たなメンバーも増えました。
「僕が参加しようと思ったのは景観保護の活動です」
KTBが活動はじめると、隣接した茶畑の持ち主も景観回復を手掛け、海田以外の地区でも刺激されて活動が始まります。

続く・・・